【転職を考える】教員を辞めたいと思った時に取りたい資格

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 教員をやっていると苦労が絶えず、「もう辞めたい」と思うことありませんか?私は何度もありました。しかしその度に、「でも、教員は転職できない」「市場価値がないし、資格もない」と思い辞められない・・・。そんな思いで追い詰められていました。多くの教員で悩まれている方は同じ考え方だと思います。私もそうでした。現在はまだ、現職教員の私ですが、今では「いつでも辞めてやる!!」そう思えるようになったおかげで、皮肉ですが続けられています。

 では、どのようにしてそう思えたかというと、現職中に資格を取得したことで、今やめても大丈夫という安心感で心に余裕ができました。結果として心に余裕ができて、今の仕事も落ち着いてこなすことができています。今回は教員が転職する前に取っておくとよい資格やスキルについて共有できたらと思っています。なお、筆者が仕事をしながら取得できるレベルでの資格になりますので、参考程度にご覧ください。ではどうぞ!

とっておくと良い資格ベスト5

5位 秘書検定3級~2級

秘書検定(正式名称:秘書技能検定試験)は、秘書業務に必要な知識やスキルを評価する資格試験です。公益財団法人実務技能検定協会が主催しており、日本国内で広く認知されています。秘書として働く人や、事務職としてのスキルを向上させたい人に適した試験です。

主な特徴

  • 目的
    企業での秘書業務や管理業務に必要な基本的な知識や実務能力を身につけることを目的としています。
  • 試験の階級
    秘書検定は、以下の4つの級に分かれています:
    • 1級: 高度な秘書業務を遂行できる能力
    • 準1級: 実務に応用できる高度な知識
    • 2級: 基本的な秘書業務に必要な知識と技能
    • 3級: 秘書業務の基礎知識
  • 試験内容
    試験は以下の分野から出題されます:
    1. 必要とされる資質
      社会人としてのマナーや態度、秘書としての基本姿勢。
    2. 職務知識
      秘書の業務内容、上司との関係、スケジュール管理など。
    3. 一般知識
      ビジネスの基本的な知識(経済、経営、法務など)。
    4. 実技(文書作成・マナー)
      敬語の使い方、電話対応、来客対応、ビジネス文書の作成など。
  • 受験資格
    特に制限はなく、誰でも受験可能です。
  • 試験日程
    年に数回実施され、試験は筆記試験と実技試験の組み合わせで行われます。

メリット

  1. 就職活動に有利
    秘書検定の資格は、事務職や秘書職を目指す際にアピールポイントとなります。
  2. ビジネスマナーの向上
    社会人としての基本的なスキルやマナーを学ぶことができるため、新入社員や学生にも役立ちます。
  3. スキルアップ
    現在の業務において、秘書検定で学ぶ知識や技能を活用することで、業務効率や信頼性を向上させることが

教員は、よく「社会常識を知らない。」「営利追及をしたことがないから、その礼儀・作法がわかっていない」など言われてしまうことがありますが、この資格を勉強しておくと、そういった一般常識を得ることができますので、民間に転職しても、すぐに活動できるようになります。何より自信につながります。

4位 DCプランナー

DCプランナーは、確定拠出年金(Defined Contribution Plan、DC)に関する専門的な知識を有する資格者を指します。この資格は、日本における確定拠出年金制度の導入・運営を支援するために設けられたものです。企業の年金制度の運用や個人の老後資産形成に関連する専門知識を持つことを証明する資格です。

主な特徴

1. 資格の概要

  • 主催団体:
    DCプランナーは、特定非営利活動法人 確定拠出年金教育協会(DC協会)と一般社団法人 金融財政事情研究会が共同で運営しています。
  • 資格の目的:
    確定拠出年金制度の普及・適切な運営を支援し、従業員や加入者に対する適切なアドバイスを行う専門家を育成すること。

2. 試験の階級

DCプランナーには、以下の2つのレベルがあります:

  • 1級:
    確定拠出年金制度に関する高度な専門知識を有し、企業や金融機関での制度設計・運用管理やアドバイザー業務を行えるレベル。
  • 2級:
    確定拠出年金制度の基本的な知識を有し、実務における基礎的な業務に対応できるレベル。

3. 試験内容

試験範囲は以下の通りです:

  • 確定拠出年金制度の仕組みと法律
    (企業型・個人型DCの違いや関連法規など)
  • 金融商品の知識
    (投資信託、保険商品、リスクとリターンの関係など)
  • 年金・税制の仕組み
    (公的年金制度、税制優遇措置など)
  • 資産運用の基礎
    (ライフプランニングや運用戦略)

4. 受験資格

  • 2級は誰でも受験可能。
  • 1級は、2級の合格者や一定の実務経験を持つ人が受験資格を得られる。

メリット

  1. キャリアアップに有利
    金融業界や人事部門でのキャリア形成に役立つほか、企業の福利厚生担当者としてのスキル向上にもつながります。
  2. 信頼性の向上
    老後資産形成や年金制度について専門的なアドバイスが可能になるため、顧客や従業員からの信頼を得やすくなります。
  3. 知識の習得
    資産運用や税制の仕組みなど、プライベートでも役立つ知識を得られます。

資格取得後の活躍の場

  • 企業の人事・総務部門
    従業員向けの確定拠出年金制度の運営や説明会の実施。
  • 金融機関
    顧客に対する年金商品の提案やアドバイス。
  • 独立系ファイナンシャルプランナー
    個人向けに資産運用や老後資金計画をアドバイス。

資格取得には一定の学習時間が必要ですが、特に年金や資産運用に関心がある方には非常に有用な資格です!

私は個人的に金融や資産形成について学ぶことが好きです。その偏見からこれを4位にしました。この資格は、退職金制度がiDeCoなどに置き換わってきた時代において、需要が高まってきています。また資格取得要件もないので、気軽にチャレンジできる点と難易度も中程度であることから選びました。今私も取得に向けて勉強中です。

3位 TOEICなどの語学力 

 TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語を母国語としない人々の英語能力を評価するための試験です。特にビジネスシーンで使用される英語力を測ることを目的としており、グローバルなコミュニケーション能力を客観的に評価する指標として広く認知されています。

主な特徴

1. 試験の概要

  • 開発・運営機関:
    アメリカのEducational Testing Service(ETS)が開発。日本では国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が実施。
  • 目的:
    職場や国際的な環境で必要とされる英語の運用能力を測定。

2. 試験形式

TOEICには以下の種類があります:

  1. TOEIC Listening & Reading Test(L&Rテスト)
    • リスニング(45分間・100問)とリーディング(75分間・100問)で構成。
    • スコアは 10点から990点 の範囲で評価。
    • ビジネスシーンを想定した設問が中心。
  2. TOEIC Speaking & Writing Tests(S&Wテスト)
    • スピーキング(20分間・11問)とライティング(60分間・8問)。
    • スコアはそれぞれ 0点から200点
  3. TOEIC Bridge Test
    • 初級者向けの簡易版で、英語の基本的な運用能力を測定。
    • スコアは 60点から180点

3. 試験内容

TOEIC L&Rテストを例にすると、以下のような内容が含まれます:

  • リスニングセクション:
    • 写真描写問題
    • 応答問題
    • 会話文
    • 説明文
  • リーディングセクション:
    • 短文穴埋め問題
    • 長文穴埋め問題
    • 読解問題(Eメール、広告、記事など)

4. 受験資格

誰でも受験可能。特に年齢や職業、英語レベルによる制限はありません。


メリット

  1. 就職・転職活動で有利
    TOEICのスコアは多くの企業が採用時の基準として採用しており、高スコアは英語力の証明として有効。
  2. ビジネススキルの向上
    国際ビジネスに必要な英語表現や語彙を学ぶ機会となる。
  3. グローバルコミュニケーション能力の評価
    海外での勤務や留学の準備として役立つ。
  4. 目標設定の指標として
    スコアが数値化されるため、学習の進捗を具体的に把握可能。

スコアの目安と活用

  • 400~495点: 初心者レベル。基本的な英語の理解が可能。
  • 500~695点: 日常会話に対応できる中級者レベル。
  • 700~845点: ビジネス英語を使いこなせる上級者レベル。
  • 900点以上: 非常に高度な英語力。グローバル企業や専門職での活躍が期待される。

TOEICの学習方法

  1. 公式問題集を活用
    ETSが発行する公式問題集は、試験内容に最も近い形式。
  2. 過去問の分析
    リスニングやリーディングの頻出パターンを把握する。
  3. 日常的な英語環境を作る
    ポッドキャストや英語記事を読むことで実践力を鍛える。

TOEICは世界中で受験されている試験で、国際的な評価基準としても信頼されています。英語力を伸ばしたい人やキャリアアップを目指す人にとって、大きな助けとなる資格です!

 正直なところ、TOEIC700点以上から、ビジネスとして価値を認められるので、そこに到達するまでにかなりの勉強量と時間を要するものになりますが、圧倒的に需要があり、重宝されるスキルなので、これを高めていればどこにでも求められる人材になると思われます。

2位 簿記3級~2級

 簿記(ぼき)は、企業や個人の経済活動を帳簿に記録し、その財務状況や経営成績を明らかにするための技術や知識を指します。お金や取引の動きを正確に記録・整理することで、事業活動の全体像を把握することができます。簿記は、経理や会計業務の基礎として非常に重要な役割を果たします。


主な特徴

1. 簿記の目的

  • 記録:
    日々の取引を正確に記録することで、金銭の流れや資産の増減を把握。
  • 分類:
    記録された情報を整理・分類し、特定の期間ごとの状況を明確化。
  • 報告:
    財務諸表(貸借対照表や損益計算書)を作成し、経営状況を報告。

2. 対象とする取引

簿記では、以下のような取引が記録されます:

  • 収入と支出
    売上や仕入れ、経費の支払い。
  • 資産と負債の増減
    銀行口座の残高、借入金の返済。
  • その他の取引
    会社間の貸借関係や株主への配当など。

3. 簿記の種類

  • 単式簿記
    現金の増減だけを記録する簡単な方法。主に個人や小規模事業で利用されます。
  • 複式簿記
    取引を「借方(左側)」と「貸方(右側)」の両方に記録する方法。企業会計では一般的です。

日本における簿記資格

1. 簿記検定(日本商工会議所 主催)

日本では「簿記検定」が広く知られており、以下の級が用意されています:

  • 1級:
    上場企業や大企業の経理担当者に必要な高度な知識(連結会計や原価計算など)。
  • 2級:
    中小企業の経理業務や財務諸表の作成に必要な知識。
  • 3級:
    基本的な簿記知識(個人事業主や小規模事業の記録に対応)。

2. 試験内容

  • 仕訳問題:
    日々の取引を記録する。
  • 帳簿記入:
    総勘定元帳や補助簿への記入。
  • 財務諸表作成:
    貸借対照表や損益計算書を作成する問題。

簿記の学習メリット

  1. 実務に役立つ
    簿記を学ぶことで、企業の経理・会計業務が行えるようになります。
  2. 就職や転職に有利
    簿記検定資格は、経理職や事務職への応募時にアピールポイントとなります。
  3. お金の流れを理解
    自身の家計管理や、個人事業主としてのビジネス運営にも役立ちます。

簿記の活用例

  1. 企業での経理業務
    売上や経費、税金計算を管理。
  2. 個人事業主の記帳
    小規模事業の収支を整理し、確定申告に活用。
  3. 財務分析
    財務諸表を読み解き、会社の経営状況を評価。

簿記は会計の基本であり、どの業界でも重宝されるスキルです。資格取得を目指して学習を進めれば、キャリアアップやスキル向上に大いに役立つでしょう!

 この資格は取ることにも意味がありますが勉強することでお金の流れや会計の仕組みを知ることができるので、勉強するだけで価値があると思っています。また、転職したら副業ができるようになるかもしれない。起業をするかもしれない時にも重宝する資格なので、資格をとらずとも学んでほしい分野です。

1位 FP3級~2級

**FP(ファイナンシャルプランナー)**は、個人や家庭のライフプランを実現するために、資産運用や保険、税金、年金、相続などの幅広い分野で専門的なアドバイスを行う資格や職業を指します。FPは、家計管理や資産形成のパートナーとして重要な役割を果たします。


主な特徴

1. FPの役割

FPはクライアントの目標や状況を把握し、以下のような分野でアドバイスを提供します:

  • ライフプランニング:
    教育資金、住宅購入、老後資金の計画。
  • 資産運用:
    投資信託、株式、不動産などを活用した資産形成。
  • 保険の見直し:
    生命保険や医療保険の最適化。
  • 税金対策:
    節税や税務申告に関するアドバイス。
  • 相続・事業承継:
    遺産分割や相続税対策、事業の引き継ぎ。

2. FPの資格制度

FP資格には、国内外で異なる資格が存在します。

日本国内のFP資格
  1. AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)
    • 日本FP協会が認定する資格。基礎的なFPスキルを証明します。
    • FP2級に合格し、日本FP協会が定める課題を修了すると取得可能。
  2. CFP(サーティファイド・ファイナンシャルプランナー)
    • AFPの上位資格で、国際的に認知されている資格。
    • 高度な知識と実務経験を求められます。
  3. ファイナンシャル・プランニング技能士
    • 国家資格として位置づけられ、3級、2級、1級があります。
    • 日本FP協会と金融財政事情研究会が試験を実施。
海外のFP資格
  • CFPは国際資格であり、海外の多くの国でも認定されています。

3. 試験内容

FP資格試験では、以下の分野がカバーされます:

  1. ライフプランニングと資金計画
    教育資金や老後資金の計画。
  2. リスク管理
    保険やリスクの分析。
  3. 資産運用
    投資商品の特性、ポートフォリオ理論。
  4. タックスプランニング
    所得税、相続税、贈与税の知識。
  5. 不動産
    不動産の売買、賃貸、税制。
  6. 相続・事業承継
    遺言書作成や相続対策。

FP資格取得のメリット

  1. キャリアアップに有利
    金融業界、不動産業界、保険業界などでのスキルアップや就職活動に役立つ。
  2. 生活設計に役立つ
    自分自身の資産運用やライフプランニングにも応用可能。
  3. 信頼性の向上
    クライアントからの信頼を得やすくなる。
  4. 幅広い知識の獲得
    お金に関する総合的な知識が得られる。

FPの活躍の場

  • 金融機関(銀行、証券会社、保険会社)
    顧客の資産運用や保険の見直しをサポート。
  • 独立系FP
    個人や家庭に向けた中立的なアドバイスを提供。
  • 企業内FP
    福利厚生制度の企画や社員向けのマネーセミナーを実施。

FPは、資産管理やライフプランニングにおける専門家として、多くの分野で活躍できます。将来設計やキャリアアップを目指す人にとって、有意義な資格です!

現在私も取得している資格で、最もお勧めしたい資格です。投資や資産形成、相続、税金などお金に関する幅広い知識を学ぶことができます。2位と同様資格をとらずとも学んでほしい知識が盛りだくさんです。どうせ学ぶなら、資格をとるために頑張ると思いますが、、、笑。FP3級は、2か月程度の学習で取ることができるうえ、FPとして独立している方もいらっしゃるほど、心強い資格となります。

また、最近はCBT試験(パソコンなどで回答する)で受験ができるので、どこでも受けやすいというのもメリットです。

【余談】あるといいスキル3選

個人的に資格ではないが、高めておきたいスキルが3つあります。

1,動画編集スキル

2,プログラミングスキル

3,SNS戦略スキル

どれも資格として体系化されたものは少ない(あるが専門的)ので、個人で高めるようにしたい。

私がやっている方法は、動画編集については、保護者会用に子供たちの様子を伝えるための作成をしたり、プライベートでMVを作ったりしている。SNSについては、まずは様々なアカウントを開設し、一言でいいから投稿する。フォロワー目標数値を決め、達成できるように投稿するなどである。

こういったスキルも民間で重宝される力だと思っているので、日々高めていきたい。

まとめ

1位 FP3級~2級

2位 簿記3級~2級

3位 TOEICなどの語学力

4位 DCプランナー

5位 秘書検定3級~2級

高めたいスキル

①動画編集 ②プログラミング ③SNS戦略

 自分が何も行動できていないことに対しても「自分はダメだ」という思いが出てしまう。そんな負の連鎖にはまっていた時期がありました。しかし、どんな資格をとるといいか見通しがもてるとメンタルも安定してきました。今では自信がついて「いつでも辞めれるからな!」という思いで過ごすことができています。この心の余裕を生み出すためにも、いろいろな資格の取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ご参考になれば幸いです。

私、Xもやっていますので、よろしければ遊びに来てください。最後まで読んでくださりありがとうございました!

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