みなさん、こんにちは、教育ゆるメモ先生です。
今回の内容は、正直記事にするほどのことか?と悩んでいました。しかし、若手教員に若手研修でこういった小技があることを伝えると、「もっと早くに知りたかった。」「むしろ、こういうことが知りたかった。」などの予想以上の高評価でした。教員をやっていて感じるのは、こういった小技は経験を重ねて盗んでいくしかないということです。教員の体に染みついた小技は、意識しにくいことになっているので、そういった当たり前じゃない小技を”提出物”というテーマに絞って、お届けできたらと思います。それでは、いっていきましょう!
宿題編
みなさんは、宿題チェックをどのようにしていますか。よくあるのが、漢字ドリル・計算ドリルなどのワークの宿題だと思います。それを提出させる際、どのように提出させていますか。
私は、ドリルの宿題で出していたところを開かせて、開いたまま提出させています。
宿題チェックの時、ドリルが閉じられた状態でチェックをしていくと、いちいちドリルを1冊ずつ開いて、チェックしていく手間が増えてしまいます。ですので、該当ページを開かせた状態で置かせるように指導していきます。ちなみに私は、宿題に関してやってあればスタンプを押すだけなので、チェックは5分で終わります。昔は宿題にコメントを書いたり、○付けをしたりしていましたが、時間がないのと、○付けまでして直しをする児童の学習習慣の機会を奪っていたことに気づき、やめました。
また最近は、タブレットで宿題配信も積極的に行っています。そうすることで、何度でもやり直しができたり、自分の苦手がデータ化されて復習で来たりするからです。またチェックする教員も、データで確認してOKを返してあげるだけでいいので、10秒でチェックが終わります。
児童の提出のさせ方を指導してシステム化していくことで、教員の宿題チェックはより効率的になります。こうしたシステム化を進めていきましょう。
プリント
小テストやプリントを集める際にどうしていますか。後ろから前へ回したり、後ろの人が集めて来たり、一人一人持ってくるなどあります。それぞれのメリット・デメリットとおすすめを紹介します。
①後ろから前へ回す。
メリットとしては、席を立つ人が誰もいないことです。席を立ってしまうと、フラフラ動いてしまったり、他の児童としゃべってしまったりしてうるさくなってしまうケースがあります。この場合は、誰も席を立つことがないので、そういった”立ち歩いてもいい雰囲気”が湧き出ることはありません。中学年・高学年におすすめです。
デメリットとしては、怪我をしやすいということです。後ろ向きの前の児童に紙を渡すので、紙で顔や指を切ってしまったり、隣の席の紙が当たって、怪我をしてしまったりすることが考えられます。特に低学年では、気をつけないといけないかもしれません。
②後ろの人が集めてくる。
メリットとしては、後ろの人しか立たないということです。席を立つ人が少ないと、そのわずかな時間にざわざわしたりする可能性が減ります。また立って回収する方法は、座ったまま回収するよりも回収スピードが速いです。私のおすすめはこれです。
デメリットとしては、少ない人数でも立つ人がいるということです。席を立つ人が少しでもいると、そこで騒がしくなってしまうことが考えられますので、リスクはあります。
私のおすすめは、後ろの人が集めてくることです。このやり方をする相対的メリットは、安全性が前へ回す方法と比べて高いというところです。また回収スピードも速いので、この方法を用いつつ、すぐ座る指導をきちんとするようにしていきます。
まとめ
〇宿題は、開いた状態で出させる。
〇プリントは後ろの人が集める。(クラスの実態に合わせてお好みで)
こういった小ネタは、教員を長くやっている方は、当たり前でしょ。と思われるかもしれません。しかしこういったことが知りたかったと若手に言われたとき、書いてみようと思いました。参考になれば幸いです。
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